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畳みかけるってときに膝立ちになるのね [ライブ]

春風亭一之輔さんの独演会、この場所は3回目、過去2回がなんとも微妙な客の入りだったので、ものすごくうれしい。して、今回も案の定、半分ぐらいしかお客さんがいなかったが・・・。
最初のご機嫌伺いトーク、そんなことをボヤしていた。なんとなく、一之輔さんはまるくなったような、お客さんのためにってなことを申しており、ふ~ん。と思う。

今回は弟子のいっ休さんを連れて、前座として「まんじゅうこわい」、まだ、前座さんだからね、そうね。という出来。緊張していた感じで、後半が少しよくなる。

さて、一之輔さん、「鮑のし」このおかみさんのような気っぷのいい人の感じがよい。そして、一之輔さんの与太さんっぽい人は、どことなく品がある、こういう部分がいいんだ。バカっぽくなくて愛すべき人物になってて、憎みきれない。

短いものならふたつと言っていたように「あくび指南」。お、これの渋いあくびが見れるのね・・と期待値があがる。表情だけで語る部分がうまい。うまい落語家は、言葉の明瞭さや当意即妙なアドリブだけじゃなく、表情だけで表現できる、ということなんだろうな、と思う。渋みのあるイケオジのあくびは、本当にイケオジに見えちゃうから始末が悪い(笑)。

仲入のあとは「明烏」。わー、聞きたかった。真面目な若旦那はハタチの子らしい初々しさがあってとてもよかった。そして、この若旦那イケメン設定なんだよね。ただの純朴っ子かと思えば、美男子なのだから、花魁さんがメロメロになるし、メロメロにさせるんだけど。いい男なのに、ここまでうぶな理由というか、誘惑がないわけじゃないと思うのね、それなのにスレてない。まっしろな感じをちゃんと嫌悪感なく出しててよかった。

久しぶりの落語で満足、満足。落ち着いたよい会でした。

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